えぃじーちゃんのぶらり旅ブログ~コロナで足止め 北海道石狩市編20200602

北海道立衛生研究所薬草園 林 隆章



 「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」、これは美人を形容する言葉ですが、元々は生薬の用い方をたとえたものです。漢方薬は数種類の生薬を混合し煎じたものです。それぞれの生薬は特有の薬効を有しており、症状に応じて適したものを用います。

「立てば芍薬」の”立てば”はイライラとし気のたっている女性を意味し、芍薬により改善されます。芍薬の根を使うのですが、痛みを取ったり、筋肉のこわばりを取ったりします。「座れば牡丹」の”座れば”はペタンと座ってばかりいるような女性を意味し、それは「お血(おけつ)」(お=やまいだれ+於)が原因となっていることもあります。

 「お血」とは、漢方で症状を表現するのに用いられる言葉のひとつで、腹部に血液が滞った状態を意味します。「お血」は牡丹の根の皮の部分(牡丹皮・ぼたんぴ)により改善されます。「歩く姿は百合の花」は百合の花のようにナヨナヨとして歩いている様子を表現しており、心身症のような状態を意味します。その場合には百合の球根を用います。
 このように、それぞれの症状に合った生薬を用いると健康になれます。つまり、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」は、健康な女性は芍薬・牡丹・百合の花のように美しいという意味かと思います。

えぃじーちゃん散歩をしていて、最近この花が咲き始めているんですが、正直言って「牡丹か?芍薬か?」悩んでいて「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」って言葉があったなぁと思ってネット検索をしたところ、上記の文書にアクセスできました。

今咲いている花が「牡丹でも、芍薬でも」綺麗な花だし、健康で美しい女性を象徴するんであれば、OKですね。ちなみに、林先生の文書はまだまだ続きますので是非一読を

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ここの藤の花?木?には、ビックリですね。下は北西方向から撮した写真で、次の写真は南西方向から、概ね住宅を半周し隣の家にまで伸びていきそうな藤ですね。

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次回号は、2020年6月3日の北海道石狩市の花を予定しています。