えぃじーちゃんのぶらり旅ブログ～札幌の住宅街にヒグマ出没 20210618

皆さん こんにちは。今日は2021年6月20日ですが、6月18日に発生しました

札幌東区の市街地にクマ出没 ４人重軽傷 駆除まで約８時間

について、えぃじーちゃんなりにチョット考えてみたいと思いますね。

事件の発覚は6月18日午前3時半ころ札幌市東区北31条東19丁目付近（地下鉄東豊線栄町駅から数百Mの場所）を熊が走っているとの情報で始まったようです。その後、6時～7時東区北19条東16丁目付近（美香保公園の1Km東）で住民を計4名襲い怪我をさせ、引き返して自衛隊丘珠（おかだま）駐屯地や丘珠空港周辺を徘徊していたようですが、11時ころ丘珠空港付近の茂みにいたところを猟友会のハンターに駆除されました。
駆除されたクマは体長がおよそ１メートル６０センチで、体重は１５８キロあり、５歳から６歳のオスだということです。

問題は

①この時期は山奥で生活するのが一般的なのに何故遠い街中に出てきたのか？

②札幌の外側とは言え、山から遠く離れたしかも住宅街の真ん中に何故出没したのか？

野生動物学にはまるっきりド素人のえぃじーちゃんですが、断片的な記憶を繋ぐと

1 北海道でも羆の成体数は増加しています。一つは山林を大規模伐採し牧場や農地に開発しなくなった事。二つ目に林業の衰退により「広葉樹を伐採し、針葉樹を植林する」ことも少なくなり、羆の好きな「どんぐり等」の木の実も豊富になってきた。三つ目羆の雄は狩のためのテリトリー（縄張り）を作ります。力のある雄から羆の食料の豊かなテリトリーを順番に確保するため、若い羆は既存の生活圏ではテリトリーを確保できず新たな生活圏を求めて旅に出る可能性もあります。四つ目今の時期は羆の交尾期になるそうです。交尾期の雄は雌を求めてより広範囲な行動を起こす可能性があるそうで、羆も恋は盲目になって大胆な行動に結びつくんですね。

2 羆は基本的に臆病な動物で、人間の気配を感じると自ら逃げる動物です。昭和40年代くらいまでは農村部には多数の農業者が暮らし、山林の内農地に近い部分は「里山」として燃料の薪の確保など人間が出入りする地帯がありました。現在は機械化で農業者も減り暖房燃料は灯油などに替わり里山に人は入らなくなりました。昔の羆は里山で人の気配を感じると山奥に帰りましたが、今は農地のそばまで出入り自由になりました。当別の山の羆が何らかの理由で石狩川まで出て、豊平川などの支流を遡りさらに支流や農地を駆け抜けて2～3Km住宅街を走れば今回の事件現場ですね。

この理論で行ったら豊平川を遡り一条大橋付近で堤防を越えたら早朝にテレビ塔の下に羆が鎮座も不可能ではないですね。チョット怖いです。