えぃじーちゃんのぶらり旅ブログ~東海編20191021岐阜県白川村(後編)
前回号では、岐阜県白川村の萩町城跡展望台で、萩町合掌造り集落の遠景まででしたが、2019年10月21日、今回はいよいよ、合掌造り集落に入ります。間近でみると、憧れの合掌造りは迫力溢れるものでしたが、同時に維持管理の難しさも教えてくれましたね。今のうちに対策しないと、合掌造り住宅は維持できなくなりそうで心配ですね。
先ずは、合掌造りの集落から見ていきましょう。
上の写真もそうですが、心配なのは屋根の茅葺(かやぶき)が、痩せてきているんですよね。このまま補修しないと、雨漏りなどにより建物全体に被害が発生しそうなことですね。原因はいろいろあると思います。材料の茅が不足していること。「茅葺屋根の葺き替えや補修作業では、地域住民の働力提供による共同作業で行われる。この仕組みを結(ゆい)と呼んでいる。(Wikipedia参照)」とのことだが、地域住民の減少によりこの共同作業の回数が減っている。等々の条件が重なり、屋根の維持補修が難しくなってきていると想像できますよね。こんな屋根の住宅が結構な数あるんですね。
よく見ていると、屋根の角度や、階数などが違っていて、合掌造りと言いながら個性が出ているんだなと思いますね。
この住宅あたりが、一般的な合掌造り住宅になるんでしょうか?農家の大家族が下層階に住み、上層階では養蚕業(絹糸の原料となる蚕(かいこ)を飼っていた)を営んでいたんでしょうね。養蚕の場所を確保するため高層化された。との説もあるそうです。
屋根の補修作業中の住宅がありました。
屋根の頂部分の補修なんですかね?
こちらは、茅葺屋根を葺替えたばかりなんでしょうね。茅が新しいですね。
ここまで真新しい屋根でなくても、きちんと維持管理できている屋根を確保するためには、年間150万人と言われる観光客から一人200円(入村の)税金を集めたら、3億円。共同作業体の結(ゆい)は残しながら、屋根管理のリーダー育成、茅の確保などの助成金に3億円使えば、文句を言う観光客はいないと思うなぁ。特に外国人は。
白川郷最大級の”長瀬家”
茅の保管をしていますね。
ここも、茅を葺替えたばかりですね。
神社やお寺もあります。
お寺も茅葺ですね。
えぃじーちゃんが来た10月21日は、日曜日と新天皇陛下の即位の礼の日の中日だったもんだから、国内観光客もいるし、えぃじーちゃんには何話しているのか分んない言語でお話しする外国人観光客もイッパイ居たんだけど、白川村唯一の観光駐車場から白川郷に行く”であい橋”が空いていたんだよね。
前回号で報告した”さるぼぼ”の大型人形ですね。
昼食はここ”たなか屋”さん
”カレー鍋焼き定食”1300円。身体の芯から温まりました。
前回号の展望台を合掌集落から見たら、こんな感じ。
おまけの風景・花などですね。
合掌造りではないですが、こんな建物も良いですね。
最後におまけのおまけ、自分用のお土産。これ買うとご飯が大盛りになっちゃうんだよね。でも、凄いね。トレーサビリティーって言うの”個体識別番号”がイッパイ!!
次回は、高山市(のきっと前編)を予定しています。